ラテン協奏曲

 
                                   ラテン協奏曲
 
          先日、「笑っていいとも!!」に初出演のピアニスト、中村紘子氏が、
          コンサートのポスターを張ってもらっていた。
          今度、東京でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番から5番までの全曲を、一日で
          行なう演奏会を開きます、と言っていた。 これはすごい。
          恐らく、世界中のピアニストでも、一日で、この5曲を演奏した人は少ないのでは
          なかろうか? 二日間なら何人かいるかも知れないが? とにかくすごい!! 
          ものすごいコンサートになりそうだ!
 
          そこで今回は、
 
                ★私のお勧め、ピアノ協奏曲、この一曲★
      
          ピアノ協奏曲はあまりにも有名な曲が沢山あり、ファンやマニアも多いと思います。
          ここでは敢えて、あまり興味の無い人や、断片的には聴いたことがあるけど、
          全楽章を聴いたことの無い人。 あるいはクラシックはちとだるい、たいぎい、
          しんどいと言う人のために、お勧めの☆この一曲☆を紹介します。
 
            ≪ベートーヴェン作曲、ピアノ協奏曲第1番、ハ長調・作品15≫ 
 
         もし、全楽章を聴くのがしんどいと言う人は、第三楽章だけで、構いません。 
         一度聴いてみて下さい。とにかく楽しい曲です。
         第三楽章は、ハ長調で書かれていますが、この中間部分に、短調に転調するところが
         あります。 ここに突然、ラテンの曲が流れるのです。
 
         皆さんは、小学校や中学校の音楽の時間に、長調は明るく、短調は暗くて悲しい、と
         習ったことはありませんか? そんなことはすべてに当てはまることは無いのです。 
         それを証明しているのがこの楽章の短調部分です。 
         とにかく明るくて快活で、ラテン音楽にそっくりなのです。 ラテン音楽そのものです。
 
         この曲にそっくりなラテンの曲があるのです。 
         私はラテンの曲は苦手なので、題名はよく解りませんが、もしかすると「ティコティコ」、
         と言う曲名かも知れません。 これは間違っているかも知れませんので、保証はしません。
         とにかくベートーヴェンの1番のピアノ協奏曲の第三楽章を聴いてみて下さい。 
         本当だと思うはずです。
 
         とにかく明るくて軽快で、思わず踊りたくなるような曲です。 
         ベートーヴェンがリオのカーニヴァルへ行き、Tバックのお嬢さん達とサンバを
        踊っているような、・・・・・これは失敬。 ちょっと言い過ぎかな・・・・? 
         とにかく、ものすごく明るくて楽しい曲です。 
         これを聴けば、ラテン音楽の元祖はベートーヴェンではないかと、思うほどです。 
         是非一度聴いてみて下さい。 もし、もう少し余裕のある人は、全楽章聴いてみて下さい。
 
         聴き方として、絶対にベートーヴェンの作曲だと思わず、モーツァルトのピアノ協奏曲
         だと思って聴き始めてください。 
         この曲は、前古典派の協奏曲の形式をきちっと守っています。 
         非常にシンプルに、習った通り真面目にきっちり書かれています。 
         ほとんどモーツァルトです。 
 
         ところが、第一楽章の中頃に差し掛かると、古典派の蕾があちこちに出始めます。 
         俺はベートーヴェンだ、と言うところです。 
         第二楽章がまたいいんです。 しっかり書かれています。 
         そして、第三楽章が素晴しいんです。 この曲を聴き終えた時、これはまさに
         ベートーヴェンだと、ちょっとした感動を覚えます。 
         曲の構成の素晴しさ、盛り上がり方の高揚感など、やはりベートーヴェンにしか書け
         ない素晴しさがあふれています。 並みの人間ではない、ただ者ではないなと
         思うはずです。
 
         4番や5番のピアノ協奏曲ベートーヴェンの個性が前面に溢れています。 
         従来の形式を打破しようと言う、革命のような新しい創造性に満溢れています。 
         4番の出始めは、従来なら当然オーケストラが前奏をしてからソロが出るべきですが、
         いきなりピアノの独奏で始まります。 
         5番のコンチェルトは、カデンツァと言う、楽章のおわりにあるべきものが、いきなり
         曲の冒頭に現れます。 これこそ、ベートーヴェンの個性です。革命です
 
         1番の協奏曲には、こういうところは有りません。 
         しかし、曲の中に、「皇帝」や「第九」に繋がっていく蕾があちこちにあるのです。 
         ベートーヴェンがベートーヴェンになる片鱗がしっかりとあるのです。
         この曲は桜で言えば、三分咲きと言うところでしょうか。 桜でも三分咲きの頃が
         一番いいんですよね。
 
         もしベートーヴェンがモーツァルトと同じ、35歳で亡くなっていたら、この曲は
         不朽の名作になっていたことは、間違いありません。 
         28歳頃の若き日の溌剌としたベートーヴェンが聴けます。 
         まだ交響曲は一曲も書いてないのですから・・・・。 素晴しいですよ。
 
         この1番のピアノ協奏曲をスポーツに例えるなら、・・・・。
         野球の王貞治監督を思い浮かべてみてください。 
         彼は868本のホームランの世界記録を持っていますし、昨年WBC世界野球大会の
         優勝監督です。
         彼は高校野球のピッチャー。甲子園でピッチャーとして投げているところを想像して
         みてください。
         とにかく真っ直ぐのストレートで真っ向勝負。 血豆がつぶれても、姑息な曲がり球など
         は一切使わず、そのまま力一杯、キャッチャーミット目掛けて投げ続けるのです。
         しかし、彼はプロのピッチャーとしては挫折して、バッターに転向します。
         この時、誰がホームランバッターになることが、予測できたでしょうか。
 
         ベートーベンもピアニストになるべく練習をしていたのに、挫折してしまいます
         そこで、作曲家に転向をすることを決意します。
         
         初々しくて、躍動感があって、溌剌としているのです。この曲はまさにそんな曲です。 
         騙されたと思って、一回聴いてみて下さい。 
         もし、だるいと言う人は、第三楽章だけでもいいですよ!!
         「すごい!」と思うはずです。
 
         私は、この第1番のピアノ協奏曲を、密かに「ラテン協奏曲」と、呼んでいます。
         FMの番組などで、この曲を見つけると「ほうー、ラテンがあるのか」などと、
         勝手に呼んでいます。 しかし、これは私だけが呼んでいるので、クラシック愛好者
         に言うと、お叱りを受けるかも知れませんので、そこのとこ、ヨロシク!
 
         今日はこれにて・・・・・・・産婆がサンバ。
 
         (東京から遠く離れた辺境の地に住んでいるので、クラシックのコンサートに
          聴きに行けない、クラシックファンより)
 
                  次々に猫踏んじゃった弾いて去る      照れまん
 
           (離心円へのメールより 長い記事は校正も大変・・ 「ァ」の打ちかた、覚えて!)
 
 
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