照れまん君の俳句歳時記 「百日紅・サルスベリ」

  太陽に届けとばかり百日白    照れまん
           ( たいように とどけとばかり さるすべり )
  今回は百日紅(さるすべり)を撮って見ました。
   
                                                               朝露の百日紅
    
        太陽の光大好きサルスベリ    照れまん
 俳句歳時記では、「百日紅」 は 夏の季語
サルスベリ と読むが ヒャクジツコウ とも読む。
傍題に、「紫薇」(しび)・「怕痒樹」(はくようじゅ)・「くすぐりの木」・
白さるすべり」などがある。
 昔から赤と白の花が多く、白花百日紅の場合、俳句では字数が限られている為、
最近では百日白と書いてサルスベリと詠むことが許されている。
新しい歳時記には掲載されているようです。但し、これは俳句の世界だけの
書き方ですので、俳句以外では通用しません。
      百日紅百日白と大雨中       星野立子
 上の句は、ひゃくじつこう 、ひゃくじつはく と読むのでしょうか            
 最近ではどんどん品種改良され、紅・白だけでなく、いろんな色の花を咲かせて
くれるようです。
 しかし、サルスベリとは変わった名前ですよね。
 百日紅と書いてサルスベリとは、なかなか読めません。
          
 サルスベリとは古来より、ヒメシャラ・リョウブ・石榴(ザクロ)などを総称して呼んで
いたようです。
 江戸時代に中国より渡来した百日紅は、幹肌がすべすべしたシャラノキに似ている
ところから、多くの寺院の境内に植えられました
 それが次第にあちこちの屋敷に植えられるようになり、幹の感じからこの木が
サルスベリと呼ばれるようになり、いつしか、この呼び方がこの木に定着したようです。 
 百日紅 (ヒャクジツコウ)とは、文字どうり百日の長きにわたって咲き続けると
いう意味ですよね。
 木肌がどうしてこんなにすべすべしているかと言うと、野生の時代、草や木の蔓が
蒔きつくのを振り払う為、自分の木肌(樹皮)を剥がれ落として防いでいたようです。
 下には、新しい樹皮が用意されてます。
 それでこの木にはあまり蔓が巻きつけなかったといいます。面白いですね。
 続いて蕾を見て見ます。
                 
                 
 これが蕾です。六角形をしています。これが花の萼(ガク)です。
上の②の写真は六角形のドームがもう少しで開くところです。
これが開きますと、まず白い花びら(花弁)が出てきます。
その次に雌蕊(めしべ)が出てきます。
              めしべが出た所
              
                                                  めしべはぐっと曲がって内側を向きます。
 続いておしべが出てきます。
                 
                   今、正におしべが出ようとしているところです。
           
                                                                            完全にガクが開きおしべが出てきました。
 おしべは2種類あります。
 黄色い葯(やく)を先端に付けた沢山のおしべが中央にあり、そのまわりに
ひょろ長い六本のもう一つのおしべがあります。
 これは中央の花粉に蜂などをおびき寄せ、長いおしべの先の花粉を虫の羽
など背中に付かせ、めしべの受粉を確実にするように、2段階の構えになって
いるようです。
 一つの花は六角形に花びらを開きますが、これが無数に集まり一叢の花に
なります。
          
 やがて、花ビラは散り始めます。
              
 3枚の花びらが散ってしまい、ドーム(がく)が次第に閉じられています。
がくは完全に閉じられ、やがてこの中に種が出来ます。
  中国南部原産。
  被子植物門・双子葉植物綱・バラ亜綱・フトモモ目・ミツハギ科・サルスベリ属・
  サルスベリ
  英名 : Crape myrtle
  中国では紫微(宮廷)に植えられていたことから、紫薇と呼ばれているとか。
紫微(しび)とは、紫微垣(しびえん)の略。
古代中国の天文学で北斗星の北にあり、天帝の居所とされた星座。
小熊座を主とした星座群。転じて天子・天位にたとえる。紫微宮など。
そこに植えられて居た花なので、紫薇(しび)。
        散れば咲き散れば咲きして百日紅     千代女
      炎天の地上花あり百日紅          高浜虚子
 ではもう一度、花と全体をを見てください。
         
            
            
                                                          夕闇迫るサルスベリ
      百日紅雀かくるる鬼瓦        石橋秀野
      百日紅学問日々に遠ざかる     相馬遷子
 上二句とも、歳時記には 百日紅 に ひゃくじつこう とルビが振って
あります。
 
                       では最後の一枚。
            
 最後は夜の 百日紅 でした。
 きょうは我が家の百日紅(百日白・サルスベリ)の一日をお送りしました。
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照れまん君の俳句歳時記 「百日紅・サルスベリ」 への14件のフィードバック

  1. より:

     おはようさん。
     
    サルスベリの写真入り解説がとても興味深くて引き込まれましたよ。
    詳細な部分のピントもしっかり合っていて、「腕」が発揮されてますねー。
    クロウト裸足で逃げていきます。ε=ε=ε=ε=ε=ε=((((((^_^;)スタコラサッサ
     
    テレビを見ていても植物の解説でいつも不思議に思うことは・・・・、
    「蔓が巻きつかないように木肌をすべすべにした」とか「昆虫をおびき寄せ・・オシベが二重構造になっている」のように
    まるで植物が自分の意思であれこれ考えてやってるということです。
    木には意思があって思いを実現する能力が備わってるのだと空想しています。
    「いやぁ 昨夜はまいったなぁ。酔っ払いのおっさんにおしっこかけられちゃったぞ。」
    ・・・と隣の木に話しかけながらぼりぼりと頭を掻いてる図が浮かんできますよ。
     

  2. fujim より:

     おはようございます。これがたぶん、4回も行ったり来たりしたという写真ですね。これだけいろいろ説明写真をアップしてるところを見ると当然ですねー、私なら100枚くらいいきそうです。垣から道の方に手を伸ばして揺れてる白や赤を見るだけで、こんなにじっくり観察したことはありません。これはまた、白が純白、ほんとレースのように光っていますね。 夜かー、夜ライトを当てて撮るとこうなるんですね。いろんな時間の姿を見せてくださってありがとう!この幹は、最初は樹皮はついてるんでしょうね? ある程度大人になったら脱ぐんですか? それとも「蔓が巻きつかないように木肌をすべすべに、、」して生まれてくるんですか?  とても大きな木に見えます。私は今、庭ですごく小さな雑草を見つけて写真を撮るんですが、どうしても花にピントが合わなくて、ないています。淡い色には合いにくい、とは説明に書いてありますけど、みなさん、ちゃーんと撮っておられますよねー。やっぱカメラかなー?? と言って逃げる、、、スタコラ、、、  でも折角撮ったからそのうちアップしなきゃー、、、、

  3. 照れまん より:

         のらさん こんちは
    植物って本当に不思議ですね。読めば読むほどだんだんと面白くなって、引き込まれていきます。学者さんって大した者だと思いながらも、植物はそれをどうやって身に付けたんだろうと、植物の能力にも驚かされます。どうやったら動物に食べられないか、どうやったら子孫が繁栄できるかって、すごいですよね。植物ってみんな少しづつ、毒の成分を持って身を守っています。人間にとってはそれが毒にも薬にもなるわけですが・・・。大抵の動物はその毒の成分があるために、食べられない訳ですが、すると今度は動物の方で進化してその毒を好むものが現れ、その植物だけを食べてしまう。
    植物と動物の関係って、お互い無ければ生きていけないと言う、共存共栄の不思議な関係ですよね。
    でもこんなことも、このブログも カメラを始めなかったら、一通り歳時記を読んだだけで通り過ぎて行ってたでしょうね。そう思うと皆さんに感謝・・・ですよ。これからもよろしくお願いします。

  4. 照れまん より:

      Fujim さん こんにち WA!
    最近、だんだん Fujim さんの気持ちが解ってき始めましたよ。サルスベリを撮っていたら、だんだん凝ってきちゃって、100枚じゃきかないと思います。
    夜だけでも5~6回行って、何枚も撮りました。フfラッシュをたくとすぐ電池がなくなるので、最初2枚だけ撮ろうと思って行ったのですが、ついつい4~5枚。夜は暗いのでモニターに像が写らないので、大体この辺と思って構えて撮ったんですよ。ほんでパソコンに出してみると、左によってたり右によってたり。それで考えて、懐中電灯を持って行き、モニターに花を写して、そのまま動かさないようにして撮ったり。イマイチよくないのでまた翌日の夜行って、きょうは2枚だけと決めていたのに、また4~5枚撮って、ほんでまた後の日に、脚立を持っていったり、台風11号の影響で夜に雨になり、花を見たら雨の重さで手が届きそうなくらいまで垂れ下がってきていたので、これは撮らなきゃと傘を差して行ったり。
    ほんと大変と言うか、ほとんどアホです。フラッシュのとこの説明書を読んでいたら、光量が変えられるとあり、少し花がテカッテしまっていたので3段階に光量を変えて撮ってみたり、初めてフラッシュを使ってみましたから・・・・。その夜の雨の中で撮ったのが一番のお気に入りなのですが、傘を差し、懐中電灯を持ち、片手で雨に濡れないように撮ったので少しぶれています。でもなぜかそれが一番気に入ってるんですよね。雨のしずくがフラッシュに反射してキレイなんですよね。でも没にしました。ブレていてはね~。
    そんなこんなで、またよろしく。

  5. Pu'uwai より:

     照れまんさん こんにちは
    写真うまくなりましたねぇ^^(*^-^)ニコ
    アダージョどころかアンダンテも飛び越えてですね。
     9/7の写真なんて
     しゃりしゃりと食べてしまいたい霜の花  ですよ。
     
    白い花は陰影がつき難くて、輪郭のはっきりしないことばかりのプウバイは、
    ううーんと唸って、 スタコラサ とこれまた逃げる。
    デジカメは乾電池ですか、充電式じゃないのですか。
    それじゃ、メモリー増やしても電池がおっつかないでしょう。
    乾電池は充電できるのにすると経済的ですよ。
    こうして歩くことがいいのですよねぇ。
    趣味は身を助くなんちゃってね。
     
    ところで読めない字がありました。
    (紫微) フリガナ、フリガナ よろしく
     
    また、さるすべりに戻りますが、大きい木ですね。
    この間購入したものは、しっかり樹皮がありました。
    大きくなると剥がれ落ちるのですね。
    お隣の500年の槙の家のさるすべりは、皮だけで花が咲いてます。
    芯の部分がうろになってます。
    悠久の年月、百日紅もまた500年のさるすべりでしょうかねぇ~?
     
     

  6. Pu'uwai より:

     myrtle /mニ:rtl/慥〔植〕1 ギンバイカ(銀梅花):芳香性の常緑低木でVenusの神木;結婚式の花輪に用いる.2 ヒメツルニチソウ.
     
    照れまんさんやっぱりビーナスですよ。 
     

  7. 照れまん より:

      Pu`wai さん こんにちは
    実は Pu`wai さんとこで サルスベリ を見た時、我が家のも載っけようと思いまして、一応撮っていたのです。 

  8. 照れまん より:

     Enter を押したら勝手に投稿になっちゃって、・・・。すみません。これ、よくあるのです。 続きです。
    Pu`wai さんは植物学者さんだから、Pu`wai さんが見ても耐えられるような写真で、ほんで文章も耐えられるような内容にしなければと作る間に、だんだんと気合が入ってきまして、すごく長く、写真も多くなってしまいました。花は少し高い所に咲くので、途中から脚立を出して撮ってました。晴れの時と、晴れていて太陽が雲に隠れた時とか、何度も撮りました。フラッシュも初めて使ったので、強制発光も始めて使ってみました。
    サルスベリには別名 怠けの木 とか 笑いの木 とか コチョコチョの木 とかあるそうなのですが、あまりに長くなるので書きませんでした。怠けの木は春の花が咲いて散った頃にようやく芽吹き、夏間咲いてさっさと紅葉 散ってしまうのでそういうあだ名が付いているそうです。
    それから、紫薇 は しび と読むのでしょうか?中国語の発音は解りませんので、ただ書いてあるとうり書きました。
    我が家のサルスベリは私が子供の頃よりほとんど変わっていません。でも実際には1.5倍くらいになっているのではないかと思います。家の裏側に植えているので誰にも見てもらうことが無いので、ちょっと可哀想なので、載せてみました。
    ではまた、よろしく・・・。

  9. 照れまん より:

        Pu`wai さん こんばんは 
    布袋草の名前が ウオーターヒヤシンス。 この時、 エー そうなのって思ったんですよ。
    そして、今度のサルスベリが、 クレープ・ミルテ。 またまた えーー、ですよ。クレープは樹皮が剥がれるところから来てるんだろうなと想像は付いたんですけど、ミルテって・・?ミルテって聞いたことはあってもよく知らないのですよ。
    なんか、音楽にも ミルテの花 ってあったような気がするけどと、よくわからないまま何も調べずに書いてました。
    銀梅花 と言われてもどんな花って?ピンとこないんですよ。横浜銀蠅ならピンとくるのに。 結婚式の花輪って見たことあっても手に取ったことが無いので、よく知らないんです。白っぽい花だったかなとか思ったりしています。葬式の花輪はしょっちゅう見てるんですけど・・・。
    ビーナスではなくて、ビリナスかボケナスで、とにかく、茄子の漬物が大好きな私です。
    ではではまた・・・。
                 秋茄子をみーんな嫁が食っちゃった       照れまん

  10. 照れまん より:

        Pu`wai さん  追伸
    話題が サルスベリ なもんで、駄洒落がみんな すべっちゃいました。
    弘法も木から落ちる      なんちゃって、   サルを弘法にかえてしゃれてみてるんですけどね。また大スベリでした。
    座布団一枚自主返納。    ではではまた。

  11. Pu'uwai より:

     照れまんさん こんばんは
    きゃっ、折角書いたコメがenterの前に跳んで行ってしまった。
    version 7 にしてからよくこういう事有るんですよ。
    下のバーに置かないで上のバーに置くから、つい先頭をクリックした積りでお隣さんを、
     

  12. Pu'uwai より:

     ごめん、さっきから何やってんだろう。
    悪い指だから、そうそうに切り上げましょう。
     
    ミルテの花  (これってまさに離心円さんだと思ったけど失礼かしら? (o*。_。)oペコッ)
    紫薇 ありがとうございました。

  13. yasuko より:

    わぁぁ! のらさんまで、駄洒落言うようになっちゃった・・ 4人共、おざぶを1枚、没収します!
    ねぇPu姉さん、シューマンの「ミルテの花」は、大好きだけど、私とミルテの花とを並べたら、照れまんが笑い死にしちゃうよ・・
    あの人、くっくっくって笑ったら、意地悪な顔になるんだ!
     

  14. Pu'uwai より:

     離心円さん
    へぇ~ そうなの・・・・・・・ アレグロのお顔だって言ってらしたけど、フォルテッシモになっちゃうのね。
                     今度 金棒持って行きます。 おばばと私のすりこぎ棒は使用中だけど、
                     男性用のかな棒が1本余っていたわ。

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