照れまん君の俳句歳時記 「伊予柑」

 
                     お日様のこども伊予柑熟れてくる    照れまん
 
            
 
                伊予柑と言うのは、本来山口県の柑橘の果実。
                明治19年、山口県阿武郡東分村(現萩市)の中村正路により発見された
               「穴門みかん」(あなとみかん)がその起源。
                何かの突然変異種らしい。
 
                明治22年、愛媛県の三好保徳が当時のお金で50円、今の金額にすると
               500万円の大金を払い、苗木を愛媛県に持ち帰った。
                持ち帰った苗木は増やされ、近隣の農家に無償で配られ接木され
               増えていった。
                やがて出荷されるようになり、伊予の国の柑橘なので「伊予柑」と
               命名された。
 
                本来の伊予柑は結実が悪いのが難点でしたが、昭和30年、松山市の
               宮内正義が伊予柑の枝変わりを発見。それ以後、
               飛躍的に出荷量が増えていく。
 
             
          宮内伊予柑   11月29日 まだ黄色い             12月4日  少し熟れてきた
 
                愛媛で本格的に栽培され販売されるようになったので「伊予柑」ですが、
               本来なら 「長州柑」 になっていたはずです。
        
                愛媛の人が持ち帰ったからいいのですが、もし広島の人が持ち帰って
               いたら、ちと具合が悪い。
               「アキカン」(安芸柑)になっていたかも。
                もし、山梨の人が持ち帰っていたとしても、これもちと具合が悪い。
               「カヒカン」(甲斐柑) ・・・・?   なんちゃって!
 
          
                                                 宮内伊予柑
 
                      もう一つ、写真を載せてみます。
 
                この柑橘が何だかお解かりでしょうか?
 
               
 
                これは「デコポン」です。
                とても愛嬌のある名前。
                1972年、長崎県の柑橘試験場で生まれた交配種です。
                清美タンゴールと中野3号ポンカンとを交配して育成された新しい品種。
             
                これが、熊本県の不知火町で栽培されたので品種名が「不知火」。
               販売される時、登録商標として、「デコポン」 DEKOPON という
               愛称が付けられて販売された。
 
                遅れて愛媛県でも不知火は栽培され、ここの商標名は「ヒメポン」。
                広島県でも栽培され、ここでは商標名「ヒロポン」になった。
            
                戦後のどさくさに生きた人にとっては、ヒロポンはちょっとどころか、
               相当に具合が悪い。
                嘘のような本当の話。
                このような名前では柑橘のイメージが悪くなると、全国の農協で話し合い、
               熊本の商標名の「デコポン」を全国で使用してもよいことにし、統一規格
               として糖度などの試験を行い、これに合格したものだけを 「デコポン」と
               表示することになった。
 
                伊予柑やデコポンは皮を剥く時に、汁が出るので嫌がる人がいますが、
               皮の中には、精油リモネンやナリギン、ヘスペリジンなどの有効成分
               が含まれ、毛細血管を強くし、高血圧の予防に効果があるとされています。
               それで、伊予柑などの皮は、ママレードにされて食べられています。
 
                最後にもう一枚、「デコポン」 ちゃんの写真を・・・。
 
           
 
                     俳句では、「伊予柑」は春の季語になります。
 
               このあたり周防大島では、正月が過ぎて暫らくして収穫になります。
               伊予柑は寒さに弱く、-5℃より低くなると果実が低温障害の凍傷に罹り、
              駄目になってしまうことがあるので、一月中頃までには収穫され、倉庫に
              保管されます。二月中旬を過ぎた頃、酸味が抜け甘みが増したころ出荷され
              始めます。
               それで、俳句では春の果物に分類されています。
               伊予柑もデコポンもとても美味しい柑橘類です。
               どんどん食べて欲しいですね。
 
               今回は私の家のすぐ裏にある、よそのうちの畑の「伊予柑」と「デコポン」
              の写真を載せてみました。
                
                
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照れまん君の俳句歳時記 「伊予柑」 への6件のフィードバック

  1. KEN16 より:

    大変 ご無沙汰しています。 
    照れまんのお顔をイメージするとき、なんとこのお名前の”伊予柑”だったのかな?!?
    伊予柑も好きですが”デコポン”はさらに美味しいですね~え!この黄金のように輝く色がいいですねーえ!
    ところで、周防大島ではやはり伊予柑が主流ですか?他にはどんな柑橘類が作られてるのですか?
    かって、レモンがつくられた時代もあったのでしょうか?
    KENのところにも、ある記念樹として植えた伊予柑、そしてデコポンの木は3年目をむかえます。
    特に温暖化のお蔭ではないでしょうが、昨年から何れも実を付け始めました。今年も心ウキウキです。

  2. fujim より:

    「デコポン」、「ヒロポン」、ほんとうですか~? KENさんが言われるんで本当ですね~?^^ 「デコポン」で店に出てるんですね。今度気をつけて見てみましょう。 周防大島には温州だけかと思っていました。先日私が風邪というので、柚子茶を作ってたくさん貰いました。   皮も種も全部そのまま入っていました。これだけあれば少々風邪をひいてもいいぞとばかりに、おいしく飲んでいます。伊予柑は皮の中に有効成分があるようですが、 ママレードにされるということは、ゆずより甘いからでしょうかね。柚子茶はおいしいと思って飲みますが、ママレードは、、、食べませんねぇぇ、甘すぎ、、、Pu\’uwaiさん 半官半民、じゃなくて地方です。  水は天からもらい水、ではなくて、県が管理しているダムから買って、処理して、管で配って売るというショウバイですよー。  ダムの水を買ってるということは、知らない人が多いですね。地震の時にはライフライン復旧の援助に、工務課の人が水道業者と一緒に行きましたよ。神戸や山陰にも行っています。  私たちは壮行会で拍手して送るだけですけどネ。

  3. 照れまん より:

        KEN 16 さん こんばんはー
    いつもありがとうございます。
    私の島では、主力は温州みかんです。早生と普通温州が多いいのですが、ほとんどの農家が5~6種類の柑橘類は植えています。
    柑橘は種類が多く、見かけはよく似ているのに違う名前のものがたくさんあります。
    蜜柑の木は接木が多いので、所どころに面白い木があります。半分蜜柑で半分は伊予柑がなったり、八朔がなったり変わった木もあります。
    八朔やレモンもかつては植えられていましたが、今では伐らて、別のものに代えられています。
    一時期、キウイフルーツが流行ったのですが、これも今では下火になっています。
    最近は、ブルーベリーを植え始めています。これはジャム用ですが、とても値段が高くていいそうです。
     
    KEN さんのところにも伊予柑とデコポンがあるのですね。これからだんだん木が大きくなって、10年ぐらいしたら、たくさん実が成りますよ。楽しみです。
    お宅の方は、もう山に雪が積もって寒そうなのに、イナゴがまだいるのですね。根性です。
    では、またよろしく・・・・。

  4. 照れまん より:

        Fujim さん こんばんはー
    デコポンは高級果実ですよ。とても美味しいです。デコポンで無かったら、不知火と言う名前で出ていると思います。
    蜜柑の難点は、箱の中に置いとくと腐ることですよね。一つカビが生えると、廻り中がカビだらけになります。あれが困りますよね。貰ったら箱から出して涼しい所に置いとかなければ、室内は暖かいので、すぐに黴ます。
     
    大島郡は私が子供の頃は 芋郡 イモグン と呼ばれていましたよ。県体なんかに行くと、よく芋郡から来たのかと言われてました。田舎はやっぱりすごい都会にコンプレックスがありましたよね。今考えると大したことではないのですが・・・。
    その芋が、昭和三十年代にほとんど蜜柑畑に変わっていきました。それで、今では蜜柑の島になっています。
     
    ダムの水を買って売るというのがすごいですね。県営菅野ダムとか、いくつもありますよね。あのダムですか。じゃあきっと大きな会社なんでしょうね。
    やっぱり水商売だ!山口県は雨が少ない時が多いので、しょっちゅう工業用水は30パーセントカットとか放送されてますよね。
    あれ、気になるでしょうね。私の住む所は島なので、水不足は深刻ですが、最近岩国の方から水が送られてくるようになったので、断水は無くなりました。
    そんなこんなで、またよろしく。

  5. Pu'uwai より:

    こんばんは
    fujimさん、そうだったね県は地方になるんだったね。
    デコポンおいいしいよ。 ぽんかんも大好き。
    今年はみかんが豊作だったらしくてお歳暮や師走の時期でも安いですよ。
    こちらは、みかんにもブランドがあって、三ケ日産が一番高くて10kg 4800円くらいです。
    次からは、ぐっと下がって、浜名湖産が3000円、 榛原産が2000円くらいですね。
    けどね、スーパーで試食したら榛原産のが美味しかった。 
    三ケ日以外は安くても美味しいのに当たることがあります。
    三ケ日はいつでも美味しい。
    浜名湖産でも 『ミカエース』 というブランドは特別高くて5kgで3000円くらいします。
    等級によってもお値段が違うのですよ。 
    秀 が最高級品、 優 が一級品 それ以外は何も等級なし。
    柑橘類はこれからずっとありますね。
    みかん、伊予かん、ぽんかん、でこぽん、清みかん、甘夏、八朔、駿河エレガント 食べきれない。

  6. 照れまん より:

        Pu`wai さん こんばんはー
    そうそう、そうなんですよ。蜜柑は等級の検査が厳しいんです。糖度、色合い、大きさ、味、それらの中で選びぬかれたものが秀ですよね。
    この島でも毎年品評会がありますが、そこで入賞する蜜柑は、大体どこの村のどこの畑かきまってるんです。美味しい所の畑は土地も木もいいので美味しいのです。
    新しく水田が埋め立てられて蜜柑が植えられた畑のものは不味いんです。等級以下のものはジュースに回されます。
    静岡は蜜柑の本場ですからね。蜜柑には事欠きませんよね。
    駿河エレガントがおいしそうです。名前がいいですよ。つい買いたくなるような名前ですね。
    ではでは、また・・・。

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