照れまん君の俳句歳時記 「雪」

  一つづつ島を包みて雪の来る    照れまん
 
         
           
                文部省唱歌
      雪やこんこ 霰やこんこ
      降っては降ってはずんずん積る
      山も野原も綿帽子かぶり
      枯れ木残らず花が咲く
 
           雪やこんこ 霰やこんこ
           降っては降ってはまだ降りやまぬ
           犬は喜び 庭驅けまわり
           猫は炬燵でまるくなる
             朝 ベランダに降っていたかすかな雪
 文部省唱歌 「雪」 の1番を歌った時、こうなりませんか。
 雪やこんこん  あられやこんこん 降っても降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び庭駆け回り 猫は炬燵で丸くなる
 このように歌っていませんか?
 1番の「降っては降ってはずんずん積る~」のところが、なぜか途中から
「降っても」に変わり、そのあと2番の「降っても降ってもまだ降りやまぬ~」 
に飛んでしまい、犬が出てきて、猫が炬燵で丸くなっていませんか。
1番と2番が一緒になって、1番になっていませんか。
 これは、記憶が途中から、印象深い2番の方を覚えているからでしょうね。
    2番の方を覚えていると言う珍しい曲ではないでしょうか。
ものすごい省エネですが面白いですよね。記憶って実に曖昧なものです。
 それともう一つ、「雪やこんこ」を「雪やこんこん」と歌っていませんか?
「こんこ」 はわらべ歌から借りたのではないかといわれているようです。
「来う此」の、「此処に来い」が転じて、「もっと降れもっと降れ」と言う意味らしい
のですが、はっきりとした確証は無いようです。
「こんこ」が正しいのですが、普通には「こんこん」と歌っていますよね。
      唱歌「雪」の歌詞を載せようと調べていると、漢字や仮名表記などまちまちです。
「驅 ける」という漢字も、別に「駆ける」と「駈ける」の3種類の表記がありました。
なぜだろうと色々調べてみると、昭和7年の唱歌教本が見つかりました。
それを見てみると、旧漢字で書いてあり、ほとんどの漢字の上にルビがふって
 あります。「綿帽子」は 「わたぼうし」と、「霰」も「あられ」とルビがふってあります。
 現在は子供が歌う歌のため、初めから平仮名で書かれていたり、易しい漢字以外
平仮名で書かれていたり、漢字の横に( )で仮名が書かれていたり、様々な
表記で書かれています。
           
 日本は世界でも有数の豪雪国。
 雪に関する言葉は、方言も含めてたくさんあります。
俳句歳時記には、雪の説明に相当数のページが割り振られています。
 俳句では「雪」は冬の季語
「雪」の中に沢山の言い換え・傍題がありますので、少しだけ書いてみます。
「雪」・「粉雪」・「積雪」・「新雪」・「雪華」・「細雪」・「六花」(むつのはな)・「小雪」
根雪」・「深雪」・「雪景色」・「しまり雪」・「雪の花」・「しづり雪」・「雪模様」・「雪国
他、まだまだ書ききれないほど沢山あります。
 この他に、「初雪」・「雪だるま」・「雪囲い」・「風花」など、独立した雪の季語
も沢山あります。
 また他に、春の季語に入るものもあります。
春の雪」・「淡雪」・「牡丹雪」・「斑雪」(はだれゆき)・「忘れ雪」・「かたびら雪」
「泡雪」・「残雪」・「雪崩」などは、春に分類されています。
 雪の写真があればここに載せたいのですが、ほとんど雪の写真は撮れません。
そこで雪の映像ではなく、言葉で浮かぶ映像として、雪の代表的な俳句を
何句か載せてみます。
 *        ゞ       !      ヾ       ж      ※
      雪の朝二の字二の字の下駄のあと      田 捨女
 雪の句で最も有名な句は、この句ではないでしょうか。
 有名なわりには、誰が詠んだのか、あまり知られていませんよね。
田 捨女(でん すてじょ 、1634~1698年)さんの詠んだ句。
丹波の国 柏原に生まれた、江戸時代前期の女流俳人。
 この句は、わずか6歳の頃に詠まれたというのですから驚きです。
天才少女でしょうか。素晴しい描写力です。 
 いい句です。
           
 私と致しましては、この句を一番最初に載せて、此処に雪の朝、下駄を
履いて歩いた、雪の足跡の写真を載せようと、雪の降るのを待っていた
のですが、如何せん瀬戸内海の島では滅多に雪の積ることはありません。
ブログ仲間の人が、雪の上に動物の足跡や靴の足跡の残った写真を載せ
ているのを見ながら、いいなあと思いつつ、毎朝かすかな期待を込めて
カーテンを開けて見るのですが、今の所まだ無理のようです。
       馬をさへながむる雪の朝かな           芭蕉
        (うまをさへ ながむる ゆきの あしたかな)
       是がまあついの栖か雪五尺           一茶
         ( これがまあ ついの すみかか ゆきごしゃく)
       いくたびも雪の深さを尋ねけり       正岡  子規
       降る雪や明治は遠くなりにけり      中村草田男
 いい俳句ばかりですね。
「 明治は遠くなりにけり」 は雪の句なのですね。中村草田男さんです。
                      
 最後に雪の写真を一枚。
 この写真のどこに雪があるのかと思われるでしょうが、これが今年の
瀬戸内の雪です。前の2枚目も3枚目も同じ日の朝、わずかな雪の粒を
写したものです。
 水戸泉が土俵に塩を撒いたより、はるかに少ないです。
 写真を撮っていたら もどき が足元でマイマイするので、ほんのわずかな
雪を踏んでしまい、撮りたい所の雪が消えてしまいました。
どれが砂でどれが雪かわかりませんが、2月13日の朝、わずかに落ちていた
1ミリから2ミリの雪です。
         
       雪の野を素足で歩く獣かな        照れまん
 今回は、冬の季語、「雪」 を載せてみました。
            
            
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照れまん君の俳句歳時記 「雪」 への12件のフィードバック

  1. 照れまん より:

       Fujim さん おはようございます
    雪の写真のせましたよー。
    え~~、これが雪の写真? ナニこれ !  パリコレ ? なんじゃこれ??
         是がまあ雪の写真か1~2ミリ      照れまん   ですかね。
    ブログを書き始めると、すごい長い時間が掛かりますね。朝7時頃書き始めると、毎日 朝の連続ドラマを見ているのに、気が付くと9時頃になっていて、朝ドラを見るのを忘れていることがあります。でもNHKはいいですよね。昼に再放送があるので・・・。
    ブログを書き始めて、ブログノートが1冊、一杯になってしまい、2冊目になりました。下書きにメモ程度のことを書きとめるだけなのですが、それでも一杯になってしまいました。
    そんなこんなで、とにかくどこに雪が写っているの?と言うような写真を載せてみました。

  2. yasuko より:

    一つづつ島を包みて雪の来る この句、好きです。 
    私の街は西から北の方向に山があります。 雪雲は、山からそーっと下りてきます。
    西北の方向から、雪雲が一つづつ麓の街を包みながら、こちらへやってきます。

  3. 照れまん より:

        離心円さん おはようございます
    だんなさんに愛のチョコレート、渡しましたか。
    だいたい男と言うのは、そっけなく 「あっ、ありがとう。」  なんて言うだけなんだけどね。
    私なんぞは、バレンタインなんてあったの?ホワイトデーなんて全然しらないよーって、ボケ老人になってますけどね。
     
    こちらはようやく風邪が抜けかけて、きのうは もどき と久しぶりに、裏の畑を 200~300メートル散歩しました。
     
    雪が来るのって解りますよね。だんだん山が見えなくなってきます。こちらは、島が見えなくなってきます。
    雪が降り出すと視界が悪くなり、
         降る雪や昭和は遠く鳴尾駅     なんちゃって!     じゃ、また・・・・。

  4. fujim より:

    いいや、そんなことはない、・・・ずんずん積もる 山も野原も綿帽子かぶり、、♪ でちょっと目を離した隙に 猫は炬燵で となってしまった。  ということは目を離して歌うと、、、?と、昨晩読んで書き始めてたんですが、、、、瀬戸内の雪ですよ、 やっと降った雪が融けてしまわないうちに、少しでも写真に撮り込んで、雪を惜しむ気持に満ち満ちてる写真。それと雪というだけでこれだけの内容を書き上げる文才に、 いつものことですが舌を巻いています。一つづつ島を包みて雪の来る 実際にこの情景を目の当たりにしている照れまんさんの姿が見えてきます。離心円さんのところでも、おなじような情景に包み込まれるんですね~。コレを読んですぐにお正月の 「初春の島から島へ白き橋」 を思い出しました。 両方好きです。「橋がかかっている 白い橋がかかっている 誰がわたる? 私が? あなたが? 夢が! 希望が! そんな橋の島に住み そんな橋をながめてる そんな島に生きている」  お正月にはコメントしていませんが、思わずこんな走り書きをしています、そんな句でした。ハの字ハの字の下駄のあと、 と記憶にあるのはいったいナンでしたかねー、 この田 捨女さんの句を捩ってたんですかねー?思い出せない、、><;  あ~~あれだけ降ってたのに、 雪の句なんて一句もでケないよ~~。

  5. Somchan より:

    照れまんさん  Sawasdee ka.I didn\’t visit your blog many days. I\’m sorry because I\’m very busy at this moment.And I saw .. you up-load many entries .. those pictures of you are kirei desu ne.Such as this entry .. the snow similar to the pebbles .. It\’s very good.
     
    And important thing!I saw you up-load about Valentine\’s day.I just say Happy Valentine\’s day to you today..
    I hoping.. it\’s not too late.  ^^

  6. Pu'uwai より:

    OrangE
    照れまんさん サワデェ カ こんにちは
    何日もあなたのブログを訪れませんでした。 ごめんなさい、このところ大変忙しかったのです。
    あなたがたくさん記事をアップロードしているのを見ましたが、これらのあなたの写真はきれいですね。
    この記事のように、、、雪は小石に似ていますね、、、、とてもよいです。
     
    peb・ble
    (水の作用で滑らかになった)丸い小石,玉石.
     
    大切なこと!
    私は、あなたがバレンタイン ディについてアップしているのを見ました。
    あなたにとって幸せなバレンタイン ディでありますよう今日言いますね。
    この祝辞が遅すぎることのないよう願っています。
    —-Pu\’uwai だよ~ん
    照れまんさん、音のカットありがとう。
    upしました。切れた高音の旋律のまえにfujimさんが無音にしても飛びっきりの写真を入れればおかしくないと
    教えてくれたので、ちょっとワン ブレス位の無音部分が挟んであります。
    飛びっきりの写真は持ってなかったんですよ。
    明日早いからこれでおやすみなさい。

  7. 照れまん より:

        Pu`wai さん おはようございます
    翻訳、ありがとうございました。
    おそらく、舞姫様はもうお出かけになっておられると思うのですが、とにかく御礼申し上げます。
    しっかり、踊って来て下さい。
    また、お便りします。

  8. fujim より:

    gooぐるで遊ぶのぷうさんに教えてもろちょる? ぶちおもろいケ~~^^。gooぐるさんの言語つうるちゃんで翻訳してもらウンやけど、 やってみたことあるかいねぇ。「こんなんなら、じぶんが中学えいごをくししてやったほうが、ナーンボエエやらっ」と投げつけとうなるけぇ、 やってみテン噴出してしまうけえ^^、 臨場感ばっちり!ジャケエ、フフフ。

  9. 照れまん より:

        Fujim さん こんばんはー
    言語つうるちゃん の使い方がイマイチよく解りませーん。

  10. fujim より:

    こんばんは~、 遊んでみますか~^^1 翻訳したい文章をコピーします。   例えばそんちゃんのこめんとの、翻訳したい部分を選択状態にして (選択するとその文字のところが黒くなりますね、  そうしておいてから)、 上のメニューの[編集]⇒[コピー]をクリックします。(ショートカットキーを使うなら[Ctrl]+[C]です。)そうしておいて2 グーグルの言語ツールを開きます。  「テキスト翻訳」 の下の白い囲いの中に、1でコピーしていたものを貼り付けます。  (白い囲いの中を一度クリックしてから、 [編集]⇒[貼り付け]、 または、[Ctrl]+[C] です。)3 その下の文字が、「英語から日本語へ」になってると思いますので、その横にある 「翻訳」 の文字ををクリックします。4 僅かな時間のあと、上の方の右側に、  「わたしのブログに」じゃなくて、「あなたのブログに」でしょうが! と言いたくなるような、翻訳されたテキストがでます^^。  
    2では、自分で打ち込むこともできます。3では、日本語を英語にしたい時は、「翻訳」の文字の左のマークをクリックして選びます。4では、左側が原文になってますので、 そこを消してまた次の文章を入れて翻訳できます。どんな単語が使われているか、ぐらいは分かります。 読んでいくとそれこそ「ふやけるなー」といいたくなりますよ~^^。

  11. fujim より:

    昨日寝ないで考えました、 うそですけど。翻訳したい文章は、グーグルの言語ツールの、下方にある「テキスト翻訳」の下の空欄に入れます。その下の項目からどうしたいかを選び、横にある[翻訳]をクリックします。ごちゃごちゃ書かないで、これでよかったのではないかと思いました。が、いいところを見つけました!  こちらの方がまとものようです(と、だんぜん私は思います。)excite.翻訳 使い方は下の方に書いてあります。もしこれでよければ、 「excite翻訳」ページを開いたまま、「お気に入り」に保存したらいいと思います。 ではでは、^^

  12. 照れまん より:

         OrangeE さん   Thank you for coming.
    I think it is very good that is busy.
     
    先日、日本で タイ国と日本のサッカーの試合が行なわれました。
    試合の前に、国家斉唱が行なわれ、タイの国歌は タイの国から若い女性の歌手が来て歌ってました。
    とても、素晴しい歌でした。タイの国歌も素晴しい音楽でした。
    タイの国では、きっと人気のある歌手なんだろうけど、私は名前を忘れてしまいました。
    日本の国歌は、日本で人気のある ケミストリー と言う若い二人の男性デュオーが歌いました。
    ではまた・・・。
    Than again my best regards.
     

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