照れまん君の俳句歳時記「ハコベ」

    カナリヤの餌に束ねたるはこべかな     正岡子規
         
                                                                         コハコベ
 ハコベを漢字で書くととても難しい。
 パソコンで入力すると 繁縷 と出てきますが、
 俳句では正確に書くと 蘩蔞 となります。
 ハコベ・ハコベラは「春の七種」の中に入っているので、なじみ深い草。
 俳句歳時記には「ハコベ」は 単独でも 春の季語に掲載されています。
「はこべ」・「はこべら」の他に、「はくべら」・「うしはこべ」・「あさしらげ
みきくさ」・「こはこべ」 などの傍題もあります。
         
                                                                        ミドリオハコベ ?
 最初の写真は「コハコベ」と呼ばれているもの。
 2枚目のものは 「ミドリハコベ」 ではなかろうかと思います。 
 双子植物綱・ナデシコ目・ナデシコ科・ハコベ属  コハコベ 、ミドリハコベ 他
  ミドリハコベの方は古く、弥生時代前期に渡来した史前帰化植物と考えられて
いるようです。
 コハコベの方は新しく、明治以後の渡来ではないかと考えられているようですが、
これには異論があり、もっと早い時期ではないかとする説もあるようです。
     ハコベの原産は、中央アジアではなかろうかと考えられているようです。
             
 ハコベ・ハコベラ の語源にはいくつかの説があるようです。
 葉細群 (はこめら)、 蔓延芽叢 (はびこりめむら) などが言われているよう
ですが、一番古い記述は、平安時代の日本最古の草本書、
本草和名」(918年)の中に、「波久倍良」はくべら とあり、これが一番古い
ハコベラの記述のようです。
 説1  波久倍良 はくべら の「はく」とは、古語で言う、木綿のこと。
 「べら」とは、群がると言う意味。木綿のように細い毛があり、密生して
生えている草、ということらしい。他のサイトには、「はく」は絹布と書いてある
ものもある。木綿と絹では大違いだが、どちらも細い毛のようなものということ
では同じだろうが・・・・。
 木綿と絹。わたしにはどちらが正しいのか解りません。
 しかし、これは一つの説であって、どうも信憑性には乏しいらしい。
 木綿が中国より伝わる以前に、すでに はくべら と呼ばれていたのでは
なかろうか、と考えられるようです。
  説2
 中国語では「繁婁」と書くらしい。
 この、繁 が「ハク」という音に似ているらしい。これは草が茂っている「繁」らしい。
婁 は「ル」と発音し、これは草の茎が長く連なった様を言うらしい。
繁婁 ハクル がハクベラに変化したとする説。
           
   説3
 ハク は二股に分かれた茎に、小さな葉を付け、飾り袴を着けているようなので
袴を穿くの ハク。「穿く・佩く」の意味。
 ベラ は、花びらの「ビラ」と同じでびらと同源とする。
 ハクビラ が転訛した。
 これらの説は、どれも決め手を欠くようです。
 結局の所、「ハコベラ」のはっきりとした語源は解らないというのが正直な
所のようです。語源不明が今の所 正解 でしょうか。
             
 左は「コハコベ」。    右は「ミドリハコベ」ではないかと思います。
左の コハコベ は茎がやや赤みを帯びて,横に這うような感じです。
右の ミドリハコベ は茎が緑色で、やや葉が大きく、突っ立った感じです。
 二つの特徴らしいのですが、とても似ているので、区別は難しいですね。
 花粉を見ればはっきり解るそうですが、素人には難しいと思います。
 写真はどれも コハコベ かも知れません。ミドリハコベ だと断定は出来ません。
 太陽の当たるところでは、ミドリハコベも茎が薄茶になる事もあるそうですので、
 茎の色だけでは判断が出来ません。
 最初から2枚目の写真には、雄蕊が8個くらい写っています。ミドリハコベの
雄しべの数は、8~10個だそうですので、おそらくミドリハコベ だと思います。
コハコベの雄蕊は1~7個で普通は3~5個が多いいそうです。
だからミドリハコベだと思いますが、自信はありません。
 次の写真は 雄しべが4つなので、コハコベ だと思います。
         
 花びらは5枚です。10枚に見えますが、一枚の花びらの中央が、大きくくびれて
いるので、2つで一枚だそうです。このくびれを深裂というそうです。
 最初に掲載しました、子規の俳句、
     「カナリヤの餌に束ねたるはこべかな
 ハコベ は別名「ヒヨコ草」とも呼ばれているそうです。
柔らかいので、小鳥の餌に丁度いいですね。
 我が家も以前は小鳥をたくさん飼っていましたので、ハコベを餌にしていました。
子規さんも、カナリヤを飼っていたのでしょうか。何となく、子規さんに親しみを
覚えてしまいます。
          
 母が小鳥を飼うのが好きで、多い時は 100羽くらいは飼ってました。
毎朝、餌をやるのが大変だったと思います。
 ジュウシマツが一番多くて、キンカチョウや天人鳥という珍しい尻尾の長い
小鳥もいました。その他、白いオウムやよく喋る黄ボウシインコ、ウズラや
矮鶏(チャボ)、雉もいました。
 数年前よりだんだんと数を減らし、今ではたった二羽になっています。
 最期に、二羽になった手乗り文鳥ならぬ、手乗り?の鳥を載せてみます。
         
     裏ニワニワニワ ニワニワニワ ニワトリがいる
 最期は ウコッケイ と モドキ でした。
 我が家の 鳥骨鶏・ウコッケイ は慣れているので、抱いても逃げません。
手乗り???
       ハコベラのVの字五つ星になり     照れまん    
         
           
          
        
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照れまん君の俳句歳時記「ハコベ」 への8件のフィードバック

  1. fujim より:

    コハコベもミドリハコベも、すごい接写ですねー! 望遠鏡で覗いたようですよ。  私にはムリダワ^^。 ハコベも種類がいろいろありますねぇ。 その昔は 「ひよこ草」 と言うだけで事は足りてました。  変なヒヨコグサと言ってたのは 「オランダミミナグサ」 のことだったんですよね。  鶏の餌にするのに、変なヒヨコグサを混ぜないようにして、おいしそうな^^ヒヨコグサだけをよく取りに行ってました。 その頃は白い花が咲く、 ぐらいしか知識はなくて、 花弁がこんなになってるなんてねー^^。 前にのらさんから 「ヒヨコグサってハコベのことだったんですね」 とコメントされて思ったんですが、「ヒヨコ草」 と言ってるのはコチラの方だけなんでしょうかねぇ?野草の整理をやりかけてるんですけど(まだ未完成ーー;)、 私の ミドリハコベとコハコベ  不安なんですけど合ってますかねぇ?

  2. 照れまん より:

      Fujim さん おはようございます
    野草のことを、わたしに振らないで下さいよ。全然解りませんから。
    Fu お姉様の方が、すごく整理されていて、すごいじゃあないですか。
    私は初め 全部コハコベ として載せようと思っていたのですよ。そしたら、ミドリハコベ というのも書いてあるし・・・。写真を見ると、ミドリハコベの特徴に似たのが、たった一枚だけあるんですよ。私の部屋の前で撮った物。
    17枚撮りで、15~16枚撮って帰って来て、一枚余っているぞ なんてんで 何の気なしに撮ったものだったので、・・・・。
    後になって、しまった、もう少し気合を入れて撮っておけばよかった などと思っていますよ。
    コハコベにそっくりなので、ノミノフスマ というのがありますよね。私には違いが解りません。
    Fu 御姉様の分類の一番最初に載っている長門で撮ったもの。花びらが4枚で 深裂 の深さが浅いようですよね。メシベ がどうなっているのか?ガクはミドリハコベのようですしね。
    花は個体によっても少し違いがあるようですし、花びらは欠けることがありますので、私なんぞは素人ですからね。
    わかりませんよ~。
    まさか、ハコベラ をこんなに調べるなんて思ってもいませんでしたから。
    別名 ヒヨコグサ と書いてありました。あちこちでそう呼ばれているのではないでしょうか?山口県だけではないと思います。

  3. Pu'uwai より:

    お二人さん こんばんは
    もどき、きれいになってない? 白くなってるよ。
    ひよこ草なんて知らなかったよ。 はこべだと思ってたよ。 
    うちは鶏飼ってなかったけど、いや、待てよ、小学校に上がる前のまだまだ幼い時に、鶏つぶして料理するの見たぞ、、、、
    うちの父は土方(どかた)の大将だったから何でもありだったんだね。あひるも飼ってたし、東天紅もいたよ。
     
    ノミノフスマは、fuさんきれいに撮っていたね。 はこべよりずっとお花が小さくて弱弱しくて風に揺れるからすごく撮り辛いよ。
    何枚撮ったことやら、それでも満足できるのなかったなぁ~。 一応撮ったけどね。
    照れまんさん、はこべすごくきれいに接写で撮れてますね。
    ミドリハコベだなんて珍しいものまで、、、得てして傑作は意識外に、何も考えずに撮ったときに偶然撮れますね。
    fuさん、雑草増えてるね。 ちゃくちゃくと、しゅくしゅくとだね。

  4. 照れまん より:

        Pu`wai さん こんばんはー
    写真に写っている頃の モドキ はちょっときれいでしょう。
    このあと、冬の間にすごく汚れて 灰だらけになって仕舞いました。
     
    野草も調べ始めると、本当に難しいですね。そっくりなのが沢山あって。
    私は、ハコベ と ハコベラ というのは違うのかと思っていました。大笑いです。
    あちこちで コハコベ を見たので、コハコベ で簡単にアップしようと思って、ノートに書き取り始めたのです。5行くらい書き取ればいいだろうなと思っていたのに、結局ノート3ページにもなってしまいました。
    コハコベ と ミドリハコベ の特徴はだいたい合っていると思うのですが、自信のないまま 載せてしまいました。今でも、合っているかなあとちょっと心配です。
    ブログに載せる時って、調べる楽しさ、調べる面白さがありますよね。
    ではまた・・・・。
     

  5. 照れまん より:

       Fujim さん こんばんはー
    Fujim さんの図鑑のミドリハコベの一番最初に載っているもの。長門で撮った写真。
    私はちょっと要らんことを書いたかなと気にしています。
    実は、あの花にそっくりなものを見たことがありまして、その時は 仏の座を写真に撮っていました。フィルムが残り二枚位なので、ついでにその辺の草を撮っておくかと、ニワトリの餌にやる草、これがハコベかと思って撮っていました。その時、気にはしなかったのですが、花びらが二枚くっついたようなハート型をしているものを見つけました。白足袋を小さくしたようなものです。そのあたりだけ、みんなハート型なんです。
    これはきっとハコベの出来損ないだろうと気にもせずに、写真にも撮りませんでした。
    そのだいぶあと、Fuさんのオランダミミナグサ を見た時、ちょっと似ているなと思ったのです。でも、もうちょいと、丸みがあったのです。
    その後、コハコベをアップする時に色々調べていたら、偶然 ノミノフスマ というのを見まして、これは花びらがくっついて、深裂が浅いものがあるとその写真が載っていました。それが、その時見たのにそっくりなんです。
    葉にも茎にも毛がないと書いてありました。その時には、葉の形まで見ていませんでしたので覚えていません。
    最近、同じ所に見に行ってみたのですが、コハコベだらけで、どの辺だったか、まったく花は見つかりませんでした。
    もう、二ヶ月以上経ってますからね。
     
    Fu さんの 長門の写真は、葉に毛がありますよね。葉や茎の感じはミドリハコベ か コハコベです。雌蕊の形が3角形になってないような気もするのですが、どうでしょうか・・・・。もう一度、撮りに行きたい感じですよね。今度は D-70 を持って。でも、ちょっと遠すぎー。
    う~~ん、花というか、草というか、調べだしたら 深裂 こらこら 深いですね~。本当に面白いです。
    みんな、どんな草にも人間が名前を付けているのには、感心します。
    ではまた・・・・。

  6. fujim より:

     照れまんさん こんばんは~「名もなき野草」 と思ってたものに、 ぜ~んぶ名前が付けられてるのにはおどろき桃の木感心の気ですよねぇ。いやいや、 照れまん家の庭園にはまだ名前が付けられていないものが、一つぐらいはあるやも、、、ちょっと本気出してみたくなりません?^^  今まで出来損ないだーで済ましていたものがそうはいかなくなりますよねぇ。ところ変われば少しぐらい違ってくるかななどと、 自分の都合のいいように解釈して軽い気持で^^あそこに置いてますけど、違いますよねー。  花はひょっとしたら出来損なったかもしれませんけど、 葉っぱがね、全然違いますよね。じゃ、なんだろうと探していて、 今、 いいサイト見つけました!(もう知ってましたか?) 比較画面COMPARISON   ハコベに似た花が載ってます!  そしてページの下の方にもっといろいろのリンクが張ってあります。 ミミナグサの仲間   ミミナグサとかコバノミミナグサ があります。 照れまんさんが見たのは浅裂のノミノフスマかもしれませんが、このあたりのものも、可能性ありませんかねぇ?  結局私の方のは見つけ出せませんでしたが、、^^。要ることですからイランこと書いたなどと気にしないでくださいよー、 そしたら気にされてるんじゃないかナと、私が気にせんにゃアいけんことになりますからね^^。 ルーズになってますから、どんどん言ってもらってやっと、じゃ一歩踏み出すか、、状態ですよ。これからもドンドンお願いします。   私の方のは雌蕊の形が違えばハコベの種類ではないかもしれませんね。 そのうちなんとか、、、^^。  ほかにもおかしいのがあると思いますので、気が付いたら言ってくださ~い。  最後に leyca さん(ってだれ?) からかに座さんへのメッセージ 「少し休憩を。 立ち止まることで見えてくるものがありそう。 規則正しい生活を。」 ではではおやすみなさい^-^。

  7. KEN16 より:

    ご無沙汰しております 
    ハコベのお話をとくと拝見しました。タカがハコベ、されどハコベ!少し心して読み返しました。
    ところで、そちらはミカンなど花は咲き終わっているのでしょうネ?
    今、こちらは小さな木ですがイヨカン、デコポン、そしてナツカンなど若い葉の間からタチバナ独特の白い五弁の花をたくさん見かけます。でも、棘のきついカラタチの花だけは大分前に咲き終わって、その姿は見逃しました。
    ハコベの花は小さくかわいすぎ、小さな小さな子供の頃を思い出させる草花ですが、ミカンの花は少し大きな?花ですが、どこか雰囲気が似ていませんか?そちら周防は、何処までも夏色の空広がっているのでしょうネ?
    ところで、ひとつお尋ねしたかったのは、可愛いパンダちゃんとは、どのようなご縁があるのですか?
    側にいるモドキくん?とは、どこか関係があるのでしょうか?野暮なことをお尋ねしてすみません。またまた・・・

  8. 照れまん より:

       KEN 16 さん こんにちは
    ありがとうございます。
    今こちらは 蜜柑の花だらけです。蜜柑、伊予柑 八朔 色々咲いています。写真は 撮り放題です。
    ずっと以前に、大阪の友人が 5月ごろ遊びに来たことがありますが、蜜柑の花の香りがすごいと言ってました。ここに住む我々は、あまり感じなくなってしまっています。
     
    ハコベは 3~4種類の野草と一緒に載せようと思っていたのですが、調べるうちにだんだん面白くなって、のめり込んでしまい、一つの記事にしてしまいました。図書館に行って調べろと言われれば絶対に嫌ですけど、パソコンだと簡単にあれこれ調べられるのでいいですね。
     
    それからパンダですけど、アレは不思議です。最初からパンダになってました。
    というのも、私はパソコンの事もブログのことも まったく解らないので、1から10まで すべて友人が作ってくれました。たぶん、パンダが可愛いので パンダにしてくれたのでしょう。
    それに、ブログ の料金の事など何も知らずに続けています。どうなってるんだろうなと不思議です。
    そんなこんなで、またよろしく お願いします。

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