照れまん君の俳句歳時記 「赤とんぼ」

    いつも一人で赤とんぼ       山頭火
             (1)
        
                 2008 10 08  12:21
         赤とんぼ
                 三木露風 作詞
                 山田耕作 作曲
    1、夕焼け小焼けの 赤とんぼ
      負われて見たのは いつの日か
 
       2、山の畑の 桑の実を
         小籠に摘んだは まぼろしか
 
          3、十五で姐は 嫁に行き
            お里のたよりも 絶えはてた
 
             4、夕焼け小焼けの 赤とんぼ
               とまっているよ 竿の先
 「赤とんぼ」の詩を載せようと探したところ、漢字表記や送り仮名が色々
違っている。
 どれが正しいのか解らないので、原詩を探してみたのだけれども、見つからな
かった。
そこで、保育園に行き、子供の「童謡集」を見せてもらった所、こちらは子供向き
だからだろうか、ひらかな表記が多い。
 そこで、一番一般的と思える、詩の書き方表記のものを掲載しました。
         (2)  
          
             2008 10 08  12:22
 「赤とんぼ」の曲は、本当にいい曲。ついつい、口をついて出てしまう。
「私の好きな童謡」のアンケートでは、堂々の一位だそうです。
二位は「ふるさと」。
          
 この2曲に、子供が間違え易い歌詞の部分があります。
「ふるさと」では、「うさぎ追いし~~」で始まりますが、漢字を知らずに歌っていると、
うさぎ美味し~~」と、うさぎを食べてしまったと 思ってしまう。
     ( こらこら、そんな奴は おらん )
 「赤とんぼ」では、「~負われて見たのはいつの日か~」のところが、
「~追われて見たのは~~」と、悪いことをして、誰かに追いかけられている時
に見たと、思ってしまう。
     (こらこら、そんな奴も、おらんよー)
 ごめんちゃい!
 姐(ねえや)とは、子守娘のこと。昔は近所のお姉さんが、幼い子供を背中に
よく負ぶっていました。私もよくおぶられてましたけど、今は見なくなりました。
 「赤とんぼ」の詩は、三木露風氏が、出身地の兵庫県龍野市での思い出を
詩にしたものだそうです。
 いい詩に、いい曲ですね。
           (3)
       
 上の写真の 赤とんぼ を調べていたら、種類が沢山いるのでびっくりしました。
 普通によく見かけるものは、「アキアカネ」や「ナツアカネ」のようです。
 写真のものは、羽の先のところに茶色い部分があります。
これは、「ノシメトンボ」・「コノシメトンボ」・「リスアカネ」 の特徴らしい。
調べてみると、写真はどうやら 「リスアカネ」 という種類のようだ。
写真(6)の胸の横の模様がそのようです。
  節足動物門・昆虫綱・トンボ目・トンボ亜目・トンボ科・アカネ属 リスアカネ
  学名 : Sympetrum risi risi Bartenef、1914
 リスアカネ とは面白い名前。羽の先が茶色なので栗鼠に似ているからなのかと
思ったら違っていた。
 Friedrich Ris フリードリッヒ・リス さんと言う、有名な蜻蛉博士がいて、
その人にちなんで名づけられたそうだ。、
 その Ris さんのことを調べていたが、スイス人やイギリスの昆虫博士いうものが
あり、よく解りません。
 ある説を書いてみると、Risさんは スイス、ライナウの出身と書いてあります。
 (論文が英語で書かれていますので、おもにイギリスで活躍されたのでしょうか。
  それで、イギリスの昆虫学者と書かれているのでしょうか?
            其処の所はよく解りませんでした。)
 あるものには、医師であり、昆虫学者と書いてある。
(これは私の勝手な推測ですが、Doctor と書いてあるので、これを少し前の
日本人が、医師と翻訳 したのではなかろうかと思われますが、解りません。
とにかく、蜻蛉博士として、昆虫界では有名な人だそうです。) 
 学名に risi risi となっていて、これは リス ではなく、リシ ではないかと
思います。そこで調べてみると、Ris +i  は人名に由来している時に i を付け、
種名や亜種名を表す 学名 と書いてある。   なるほど、と納得
 Wikipedia によると、赤とんぼアカネ属」の日本での生息は、21種類
書かれています。サイトによって、15種や20種と言うのもあります。
 それで、ここでは Wikipedia を採用し、21種類とします。
「赤くない赤とんぼ」や、「黄色っぽい赤とんぼ」など、色々いるのですね。
               (4)
          
             ヤゴ ・ トンボ名は不明   2008 07 14
 さて、いよいよ俳句です。
 古い歳時記や小さい歳時記では、秋の季語蜻蛉(トンボ)の中に
赤とんぼ」 は含まれています。
 最近の大きな歳時記には、蜻蛉から独立して、「赤蜻蛉」として別個に
独立した 秋の季語 として掲載されています。
 「赤蜻蛉」の傍題に、「赤卒(あかえんば)」・「秋茜」・「深山茜」・「眉立茜」
のしめ}・「のしめ蜻蛉」・「赤とんぼ」 があります。
 「赤とんぼ」 という言葉だけで、何となく詩心をくすぐられます。
それで、俳人にとっては、格好の素材。
 多くの俳人が素晴しい句を詠んでいます。
 その中から、ほんの一部を紹介してみます。
       おれがやうに赤いべゝきた蜻蛉哉     一茶
 
      町中や列を正して赤蜻蛉          一茶
 
      なまけるな蜻蛉赤く成る程に        一茶
      夕汐や草葉の末の赤蜻蛉            一茶
            (5)
       
            池に布袋草が咲いています
 明治以後の俳句を載せて見ます。
      赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり       子規
      赤蜻蛉飛ぶや平家ちりぢりに       子規
      挙げる杖の先ついと来る赤蜻蛉      虚子
      から松は淋しき木なり赤蜻蛉        河東碧梧桐
 大御所の句です。
 もう少し、他の人の句も載せてみます。
       生きて仰ぐ空の高さよ赤とんぼ      夏目漱石
      肩に来て人なつかしき赤とんぼ        〃
      霧島や霧にかくれて赤とんぼ       種田山頭火
 山頭火の句としては最初に載せた「いつも一人で赤とんぼ」の方が山頭火
らしい句かも知れませんね。
 沢山で飛んでいることの多い赤とんぼなのに・・・・・。たった一匹飛んでいる。
自分と同じように・・・・・。
           (6)
       
 もう少し、新しい俳句を載せてみます。
      赤とんぼ唐傘連判状の碑に      松崎鉄之助
      身を振つて都電楽しや赤とんぼ    岡本眸
      母校いま共学となり赤とんぼ      佐藤京子
 戦争に 赤とんぼ を重ねて詠んだものも 幾つかあります。
 その中から、一句だけ。
      赤とんぼ戻らぬ一機二機三機     川崎益次郎
 胸の痛む俳句ですね。私が生まれるほんの6~7年前には、特攻機が飛び
発っていたのですから・・・。今は、本当にいい時代になりました。
 赤とんぼ の写真を撮ろうと頑張っていましたが、中々撮れません。
そんな時、偶然に一匹が庭池に降りて来てくれました。
池の真ん中付近の布袋草の葉の上に止まったので、両足を開き、石に
踏ん張って撮っていたところ、片方のスリッパが池に落ちてしまいました。
私も落ちそうになりました。
 それでも頑張り、腕を伸ばして10cmくらいまで近づいて撮りました。
 ほんのワンチャンス。うまく撮らせてくれました。
 写真を撮っていたら、なぜかヒップアップして、ポーズを決めてくれました。
 最後にその写真を・・・・・。
        (7)
       
        2008 10 08   12:20
      赤とんぼ子等は都会に行きしまま     照れまん
 今回は 赤とんぼ の中の リスアカネ を載せてみました。
 以前に、「蜻蛉」 ← も載せました。
 もし、御覧になってない方が御座いましたら、そちらも御覧下さい。
      赤とんぼ紅葉マークはゆるゆると      照れまん
         
                  
                
          
          
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照れまん君の俳句歳時記 「赤とんぼ」 への11件のフィードバック

  1. 照れまん より:

    Ashi jasska さん 離心円 さん こんにちはー。離心円さんから、久しぶりにコメントをもらったので、すぐに離心円さんのブログに行ったのですよ。そしたら入れないのです。オカシイナと思ったのですが、MSN が変わったので、何とかなるだろうとコメントに書きませんでした。きょう、もう一度行ってみたら、入れました。初めまして・・・・!  そういうことでした。

  2. Pu'uwai より:

    いつも一人で赤とんぼ、、、冒頭の句気持ちはわかるけどそうはなりたくないなぁ~~。1人は寂しいもんなぁ~。 いつも5匹で紫とんぼがいいなぁ~!もうちょっと待ってよ。きっと遅れて来るよね。うさぎ美味しい~^^)うちの子達もずっと「おいしい」だと思っていたって昔笑いあってましたよ。赤とんぼ良く撮れてますね。最後のなんか照れまんさんに「ちょっとむらむら」してませんか?落ちなくてよかったですね。落ちてもカメラは放しません。ぶつけません。蝶では、雄の求愛に雌が間に合ってますの時は尻尾をあげて拒否するってどこかで読みました。勿論、ネットでね。 最近検索がラクなのでネットばかり見てます。本は紐解かなくなりました。目も老眼で、昔、義父の大きな天眼鏡笑ったけど今や必需品ですよ。リスがリシね、、、、照れまんさんどこでそんなの見つけてくるの? 隅から隅まで、「ずずずずぃーーーー」と検索?リスが洋で茜が和ね。こちらでは赤とんぼは夏の終わりにほんのひととき、群れて飛びます。あらと見ても、翌日には居なくて、何日か後に又群れて、で終わりですね。とんぼのヤゴよく見つけましたね。瀬戸物の火鉢にめだかをいれて放って置いたら水草とアオミドロばかりになってめだかが1匹もいないから水を捨ててたら、ヤゴが1匹いました。めだかは全部食べられてしまった。やごは大きい方の夫の不細工池に放しました。春に6匹の金魚が今じゃ100匹近く増えました。ここに金魚池があります。と挿入しようとしたらあらら、前は出来たのにね。出来ないんだ。

  3. Pu'uwai より:

    離心円さんに:ここで照れまんさんの米をみて、照れまんさんここちょっと貸してね。私も、アクセス許可のメッセージ書きかけにしてたら、今日は開けました。プロフィールのお写真も、パンダからこうもり?葉っぱ?そして元のひげ猫ちゃんになりましたね。番茶もで花のお年頃だから、ゆれ動くのかなと思ってましたよ。これで、紫とんぼも群れて飛べますね。のらさんも再開に向けて準備態勢みたいだし、fuさんだけが気がかりです。fuさんは、気長に待つことにしましょう。きっと帰って来ると信じましょう。

  4. 照れまん より:

         Puwai さん こんにちはーいつもありがとう御座います。そちらの池、いいなあ!  お父さん、なかなかやるなあ ☆☆☆エッチ H 形 かなあ? 鹿威しなんか付けてんじゃないの???うっとこと同じ金魚。うちのは、盆踊りの時に子供がすくって来たチッチャイ奴が、かなり大きくなっています。今年の盆にも10匹ほどすくってきてくれましたが、今年のは たった一匹だけ、生き残っています。黒い出目です。コメント欄に リンクさせることが出来るのですね。知らなんだ!

  5. コスモス より:

       照れまんさん、こんばんは~!モドキ君、おめでとうございます。 っていうか、照れまんさんはたいへんだ~。それにしても 子猫ちゃんの顔、かわいいですね。人間も動物も、子供のあどけない表情は 何にも勝りますね。民謡コンクールが終わり、今年の行事がすべて終了しました。やれやれと思ったら のどが痛い、ヤバイ! 風邪かな~、お正月前なのに。いつものように伴奏と、今回は自分の唄でも出場しましたので、大忙しでしたが、特に私が唄い終わった二人後に伴奏が入っていた時はたいへんでした。唄い終わって おもむろにお辞儀をし、しゃなり しゃなりと上手の舞台そでに入ったとたん、あらかじめ調律を済ませておいた三味線を左手でかかえて、ころばないように右手で着物のすそを持って一目散に舞台裏を走りました。先生も私のお囃子で舞台に上がられていたので、二人で走るものだから、周りの人はみんな笑ってみていました。 「いくよ!」  「はい!」 とまたしゃなり しゃなりと先生の後をついて下手から出て伴奏席にすわりました。引っ込んだばかりの先生と私が、すぐに反対側から出てきたから、見てる人は、舞台裏の様子が想像できておかしかったでしょうね。せんと君とまんと君の着ぐるみは、身長180センチ前後の人じゃないと合わないことがわかり、残念ながら中止になりましが、お面を頭にのせて、飛鳥人の服を着て 「飛鳥盆唄」 を合唱しました。そんなこんなで 疲れましたが、やれやれ今年も無事終わりました。

  6. Pu'uwai より:

    コスモスさん コンクールお疲れさまでした。転ばなくてよかったですね。着物は裾さばきが大変ですね。そして、しゃなりしゃなりですか。こちらの市民芸能祭でも、日舞と民謡は大人気でした。コンクールではないので80歳くらいのおばあちゃまが、曲がった腰にお太鼓のせてお化粧してそれは楽しそうでした。フラもコスプレなら、80歳の着物もこれまたコスプレですよね。照れまんさん 大ニュース これ見て!照れまんさんとこは毎日でしょう、だから見てないといけないと思ってリンク貼ります。アサギマダラですよぅ~~~~。 目を覚ましてくださ~~い!http://www.asahi.com/science/update/1209/NGY200812090009.html

  7. 照れまん より:

     コスモス さん こんにちはーいつもありがとう御座います。コンクールは終ったのですね。民謡の人って、みんなものすごい上手ですよね。高い声は張りがあって本当によく通ります。素晴しいと思います。コスモス さんの歌声も聴いてみたいですね。是非ブログに・・・・。無理なら、せめてお面を乗せた写真だけでも。期待してますよ~~~。モドキは馬鹿でしょう。ホント、どうしょうもない奴です。と言ってる間に、もう正月ですね。男はお酒を飲んでいればいいのですが、女の人は大変です。大掃除、料理 頑張って下さい。大仏さんも、煤払いをしてもらってましたね。 じゃ、また・・・・。

  8. 照れまん より:

        Pu‘wai さん こんばんはーアサギマダラ 見せてもらいました。1100キロですか、すごいです。よく捕獲できましたよね。復路の蝶ですね。また、ヨロシク。

  9. 照れまん より:

        コスモスさん 追伸コスモスさんのコメントを読んで、思わず 引田天功 を思い出しました。舞台の上手に引っ込み そ知らぬ顔をして、下手から出てくる。ちょっとした イリュージョン。プリンセス天功 も舞台の裏を思いっきり走っているんじゃないかと・・・・。息が切れていても、そ知らぬ顔をして、シャナリ シャナリと出て行く。そんなことを思うと、ついついおかしくなって、笑ってしまいますね。お客さんも、顔が同じで衣装が同じだし、しかも二人。みんな気が付いたでしょうね。二人後だからいいけど、すぐ後だったら、お尻をまくって走らんといけませんね。ではでは、また・・・・。

  10. 猫と薔薇と私と より:

    ほていあおいが咲いてるので夏の画像でしょうか。近くの池にほていあおい 一杯咲いてたけど ニョロ怖くて 取りに行けない・・・。 赤とんぼの歌 私も 追われてと思ってた 勿論うさぎは美味しいのだと・・・。でも桑は美味しいのは知ってましたよ。だって但馬生まれだもん。近所には桑畑が広がってたし どこの家でも蚕部屋があったから(^0^ )。猫のモドキおもしろ~い。我が家は女の子ですでに手術してあるので 楽チンです。とはいえ これがなかなかに いろいろやらかしてくれますねんよ。 今のところ 自分たちで ベッドの住み分けをして ヌクヌクしていますが 主は寝場所が無い・・・。春になったら また花喰猫になるんだろうなぁ。

  11. 照れまん より:

       猫と薔薇と私と さん ありがとう御座います私はいつも記事を書くのが遅くなって、季節がなくなってしまっています。「赤とんぼ」 の童謡は 本当にいい歌ですよね。簡単なのに なぜかぐっと来ます。合唱でも アンコールなんかに歌うんじゃあないでしょうか。うさぎは 美味しい と思っていたのは私だけかと思っていましたが、やはりそうなんですか。猫と薔薇と私と さんのコンサートのお話、関西弁は懐かしいので、いつも楽しみにしています。山口の田舎もんですが、また これからもヨロシクお願いします。

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